(アニメ)2023冬アニメ 最終回

 全てのアニメ・放送局で最終回を迎えているわけではないので、まだ見てない方は閲覧中止(注意)をお願いします。

以前も書きましたが、私はアニメに安らぎや幸福感を求めているので、戦う、殺す、暴力、隠謀、策略、ついでに言うと異世界での魔術での傲慢な態度なんて求めてないのです。何の努力もせず与えられた力で偉そうに相手に立ち向かうアニメなんて見ていて嫌な気分になるだけ。仕事で疲れて帰ってきたなら30分間の安らぎを得たいわけで、同じ魔術でもそう使って欲しい。若い人は戦闘シーンが好きなのだろうけど、求めるものが違うのでアニメの評価も自ずと変わってくるのです。

と言うことで、私のよく見ていたアニメの最終回を迎えた感想を。※見てない人のために余り細かい描写は無しで。

今回私が次回を心待ちにしていたアニメはこの5本

・おにまい(お兄ちゃんはおしまい!)
・天使様
(お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件)

・のんびり農家(異世界のんびり農家)
・冬月さん(氷属性男子とクールな同僚女子)
・久保さん(久保さんは僕を許さない)

このうち久保さんは延期になっちゃったので、上の4本の最終回を見た今の気持ちを。

おにまい
きれいな最終回だった。一番印象に残っているのはまひろが薬を飲むシーン。雪景色の滝の前、みんなから離れてひとりまひろが薬瓶の蓋を開ける。それまでどうしようかと思っていた彼(彼女)が決心して飲み干す。それを影で表現した演出。その後、こっちへと誘われたまひろが笑顔になって駆け寄るシーン。とても美しく嬉しいシーンだった。

実際、もし自分がまひろでも薬を飲むだろう。原作マンガでは葛藤や躊躇なくさっさと飲むようになっていたようだ(YouTube情報)。それを葛藤からの決断を美しい風景とシルエットで表現したシーンが印象に残った。

多くの人は最後の客車内のシーンを選ぶだろう。まひろとみはりが肩を寄せ合い、手をつないだまま眠っているシーン、それを温かく見守る人たち。それもおまけで素晴らしい。いい終わり方だった。

兄妹(姉妹?)が絆を取り戻すこの12話のアニメ、素晴らしい作品でした。原作ではまひろが二年生になるようで、もっと続いているみたい。じゃぁ2期ができるのかな。もう一度会いたい。次はおまけとして楽しみたい気分だ。

天使様
受け入れられることがなく1人ぼっちだった真昼が、自分を受け入れ大切にしてくれる場所を見つけられたのが心からうれしい。裕福なこと、才能があること、美貌、性格・・・、それらを生まれつき持ち得ていることも幸せの一つなんだろうけど、自分を愛してくれる人、受け入れ守ってくれる人、がそばにいることが一番の幸福に違いない。彼女は愛に飢えていたところがある。それを最良の形で受け入れてくれた周囲が美しい。

周の両親、チーを含めた3人の友人、全てがうまくいったアニメらしいアニメ。本当に良かったと思える最終回だった。ネットを見ると「こんなこと現実にあり得るわけないじゃん」と罵る(?)人もいるようだけど、そんな人は現実を見れば良い。私はアニメを見たいだけ。これで良いのですよ。

演出としてはエンディングの歌が良かった。第7話、心を決めた真昼が周と散歩に行くシーン。もう誰に見られてもかまわないという心がはっきり伝わるシーンの後、あの回だけ「小さな恋のうた」から「愛唄」に変える演出はわかりやすかった。同様に最終回もエンディング変わっていたのも彼女の心を表していてGood。今までの回想シーンも良かったしね。

私、今まで一度も自分でボーナスを使ったことがない。全て家族のために渡した。それで良かった。お金や地位、名誉、物や食べ物なんてどうでも良かった。ただ家族だけが欲しかった。家族の愛だけが必要だった。旅行に行かなくたってよかった。みんなと酒を飲んだりどんちゃん騒ぎして楽しもうなんて思わなかった。1万円で飲み会するなら1万円分家族に食べさせてあげたかった。ゲームを買ってあげたかった。新しい服をあげたかった。全てを我慢して家族のためだけに働いていた。でも全て奪われた。だからせめて自分の周りは、それがアニメの中でも、幸せな最後を迎えて欲しかった。だから二つの最終回は最高なんだよ。

のんびり農家&冬月さん
どちらもハッピーな最終回だったんだけど、ちょっと物足りない感じ。のんびり農家は次作を作る気なんだろうか。もっと大団円で終わって欲しかったんだけどな。たまたま原作本のコマーシャルがあって、その表紙をみるとルーとティアが赤ちゃんを抱いていた。子どもを作るとしたらヒラクしかないわけで、ルー以外ともどんどん子どもができていくのだろうか。ハイエルフたちも一族再興で子孫を増やすと掲げていたし、設定自体が「ハイエルフは男とみれば(子どもを作るために)さらっていく」みたいなので、ヒラクとエルフを始め、色々な人たちの子どもができていくストーリーなのではと思われる。異世界だから現実とは違うかも知れないけど、ルーは自分以外の人と夫が子どもを作ることをよしとするのだろうか。しかしそうしないとエルフや鬼人族たちも子孫を増やせないわけで必要なことではあるのだけど、気持ち的にルーが許せるのかどうか。ひょっとしたらあの世界ではそれが普通なのかも知れないけど。

冬月さんもはやりちょっと拍子抜けというか、「え、これでいいの??」という感じ。冬月さんと天使様は2期はないと思っているので、これで終わっていいのかなという疑問を感じた。それにしても周と氷室はヘタレだな、ホント。

まぁ色々書いたけど、これらのアニメに出会えたことが幸福。感謝してます。

これ以外にも今期のアニメは豊作だったと思うけど、私の感想はこれだけ。皆さんはアニメに何を求めて、何に満足したのでしょうか。2023春アニメも豊作のようで楽しみですね。私はメグミントニカクカワイイ セカンドシーズンが楽しみです。トニカクカワイイ~制服~も放送されるようで、どうかAT-X日曜の無料番組でありますようにと祈ってます。

※のんびり農家の3話で違和感を感じたルーの言葉がある。『あなたも一緒に住んでくれるわよね。』『私1人じゃ体が持たないのよ。』これって農作業のことかと思ってたけど、妻としての体のことなのか? それならルーはティアを最初からそのつもりで住まわせていたわけだ。そう考えるとつじつまが合う。その意味だとしたら対象年齢を考えてこれ以上の表現はできなかったってことか。

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