【アニメ】瑠璃の宝石

 先に書いておくけど、私は元々鉱物に興味があるし、それらの科学的知識も得たいと思っていた。採取もしてみたいと常々思っていたので、アニメの出来に関係なく興味を持っていた。

女子高生の谷川瑠璃は雑貨屋で見つけた水晶の結晶がとても綺麗で、それが欲しくて母親にお小遣いの前借りを願う。ところがそれを拒否され、その時に昔おじいさんが山菜を取りに行った時に水晶も持って帰ってきたことを聞く。どうしてもキラキラした宝石が欲しい瑠璃はかつて祖父が採取に行っていた山に向かうのだが、その時偶然大学院生の荒砥凪に出会う。彼女は鉱物学専攻で採取や調査に来ていたのだが、瑠璃のたっての願いで水晶のある場所に連れて行くことになる。そこでペグマタイト鉱床を見た瑠璃は鉱物にはまり、以後凪の鉱物採集に同行するようになる。

正直ストーリーなどどうでもよかった。採取の仕方であったり、そこまでの道、周りの風景、見つけ方、鉱物用ハンマーで石を割るところなど見られたらそれで十分だった。科学的な知識もちりばめられているだろうから知識欲も満足できる。

実際にはそんなに簡単に採取できないだろうし、今の体力で山中を徘徊するのは私には無理。それをエアコンの効いた部屋の中でアニメであっても見られるのだからそれで満足だった。

絵は尖ったところがなく、ギャグ系の見た目で嫌な気はしない。ただ、まだ少女の高校生・瑠璃も大学院生のお姉さん凪も、みんな豊満というかムチムチボディでそこに違和感がある。太っているというのではなくて豊満という表現が妥当だろう。現実問題、女子高生あたりだとまだ大人な体型ではないからこんなことはないと思うんだけど、多分作者の趣味なんだろう。

私はこの体型がさほど良いと思わないのだが、上述のように鉱物に関する知識や採取方法、どこにどのような状態で存在するかなどの方に興味があるので、その辺りは目をつぶるというかどうでもいいと思っている。

非常に興味深く見ているんだけど、それゆえに心配がある。

ドクター・ストーンもそうなんだけど、こういうアニメを見て興味を持った人が乱獲しに行って荒らされることを心配する。あちこちがぐちゃぐちゃにされる懸念の方が強いのだ。

2話だったかで、立ち入り禁止・採取禁止の看板があり、お姉さんの方はやめて帰ろうとするが瑠璃の方は誰も見てないからと進もうとする。現実問題、こうやって決まりを守らない人がいっぱい出てきて鉱物資源やその状態がぶっ壊されるのが一番の心配。できることなら私のような一部の人間だけが興味を持ち、このアニメが話題にならないことを祈っている。ブログにアップしながらこんなことを書くのはおかしいのだけど、それが私の本心だ。

ちなみに私の住んでいるところから自転車で遠出をするとある大きな施設があり、その中の小川で水晶が採れたのだそうだ。私の元上司が「子どもの頃、塀を乗り越えて入ってよく採っていた。」と言っていた。60年前はそんなことができるおおらかな時代だった。

「今は入れないし、もう(採り尽くして)おおきなのは無い(だろう)」と言っていた。その話を聞いたのも20年以上前で、その人も引退して10年以上経っているはずだ。

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