全国高校サッカー選手権 決勝
素晴らしい試合でした。優勝の岡山学芸館高校、おめでとうございます。

今朝もネットを見てみたんだけど、Jチームに内定者のいる強い東山と伏兵の岡山学芸館という取り扱いで、たまたま調子よく(運に乗って)勝ってきた岡山の方が弱いような取り扱いだった。実際、J1どころかJ2、J3からも呼ばれてないようだから、まぁそう書きたくなる気持ちも分からなくない。しかし、少しでもサッカーを知っている人ならそうは思えないだろうに、どうしてこんな書き方するんだろう。不思議でたまらない。
さて試合だけど、前半の悪いところは後半にちゃんと修正し、得点以外にも良い崩しがあって、岡山学芸館の素晴らしいサッカーが楽しめた。サッカーって、超高校級の選手を中心にした組み立てが全てじゃないってこと。そんなところをもっと書いてくれれば良いのに。

それにしても高校生というのはあっという間に成長するし、時にはとんでもないプレーをする。解説の城さんも言っていたけど、「ドーハの悲劇を(TVで)見た4年後に、自分がW杯の舞台に立っているなんて・・」なんだから、今回の選手権に出た人が次の五輪やW杯の中心になってたって不思議じゃない。将来が楽しみだ。

東山の選手達、落胆もしているだろうけど、君たち全国で2位だよ。胸はって良い成績なのだ。それを忘れないで。君たちは立派だった。

本人は次に生かすだろうし、サッカーを知っている人は分かっているだろうけど、サッカーを知らない人がOGのDFをなじったり心ない言い方をしないで欲しい。できる限りした結果がたまたまOGなのだから。
FWは89分遊んでいても最後の1分仕事したらヒーローになれるけど、DFは89分が完璧でも1分のミスで悪く言われるっていうもの。GKやDFとはそういうポジションなのだ。彼はよくやっていたのだ。
東山や決勝に来られなかった多くのチーム、県大会で敗れて選手権に出てこられなかった人たちにもエールを送りたい。
高校野球と高校サッカーの歌の差を知っているだろうか。
高校野球『栄冠は君に輝く』
雲は湧き 光あふれて
天高く 純白の球
今日ぞ飛ぶ
若人よ いざ
まなじりは歓呼に応え
いさぎよし
ほほえむ希望
ああ栄冠は君に輝く
高校サッカー『ふり向くな君は美しい』
うつ向くなよ ふり向くなよ [うつ向くなよ ふり向くなよ]
君は 美しい 戦いに敗れても 君は美しい
今ここに青春を刻んだと
グランドの土を手にとれば
誰も涙を 笑わないだろう
誰も拍手を 惜しまないだろう
また逢おう[また逢おう] いつの日か[いつの日か]
また逢おう[また逢おう] いつの日か[いつの日か]
君のその顔を 忘れない
高校野球は勝者への称賛・賛歌であり、
高校サッカーは敗者へのエールなのだ。
勝った人も負けた人も、次のサッカーやこれからの人生に幸あらんことを祈っている。
最後に岡山学芸館の人たち

おめでとう。感動をありがとう!!
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