【音楽】女王陛下のオーケストラ

ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 CDボックス

まず最初に書いておくけど、私は音楽ができない。楽譜も読めないし楽器も演奏できない。大学のあった町にクラシック専門のレコード屋があった(まだCDは発売されてなかった)。私は元々洋楽のロックやポピュラー音楽が好きだったので、そういうコーナーにはいかなかったんだけど、ある映画を見てクラシックのレコードも買ってみようかとそこに行った。するとそこには有名な店員さんがいて、素人の私に色々な話をしてくれた。例えば「このモーツァルトの40番はすごくロマンティックなレコードです。」とかだ。その情熱というか熱意と言うか、本当にクラシックの好きな人なんだなという気持ちが伝わってきて、その人と話をするのが好きだった。

ある日、私がそのレコード屋に行った時に青年が入ってきて、「今度出たXXの展覧会の絵を視聴させて」と言った。最後のキエフの大門だけでいいからと言ってそこをほんの少し視聴した後に「もういい。この人の解釈は分かった。」とのたまわった。私はただただすごいなと思った。指揮者の意図とかわかる人もいるんだなぁと。

さて、私にはレコードを聴いて解釈したり講釈を垂れたりするようなことができない。ただ音を聞くのは好きだった。一時期オーディオマニアをしていたので、「歪みが」とか「音場の広がり感が」「定位がいいか悪いか」・・、そのようなことは多分他の人よりも判断できると思う。つまり音はわかるけど音楽はダメ。聞くことはできても聴くことはできないと言うことだ。

10年ほど前になると思うが、ある通販サイトを見つけた。それは日本版だけではなく外国版のCDも売ってるサイトで、信じられないような値段のCDがあった。

最初に買ったのはハルモニアムンディの限定CDボックス。オーディオマニアをやっていた時はハルモニアムンディのCDは買いたくてもなかなか買えないものだったので、7000円ほどだったと思うけど、それをゲットできた時は嬉しかった。

それからもそのサイトを訪れては色々なCDを探したのだが、外国版の場合、クラシックのCD 10枚セットで980円とか、ベートーベンの弦楽四重曲全集が2480円などのとんでもない値段のものもあった。そこで評価の高そうなものや、私は知らないけど有名らしい人のCD などを買い揃えていった。グールドのゴールドベルグ変奏曲は持っていたが、ケンプのゴールドベルグ変奏曲を買ったらそれがひどく気に入ってしまった。そんな発掘の楽しみもあった。

そんな中で見つけたのがこのロイヤルフィルハーモニーのCD30枚ボックス。

クラシックに詳しくない私にとって、有名な楽団といえばベルリンフィルやウィーンフィル、ニューヨークフィルのようなところで、そこのものを買っておけば間違いないだろうぐらいにしか思ってなかった。それでもこれを買ったのは収録曲が良かったことと多分値段が安かったから。外国版のこういうボックスものは1枚100円程度の値段のものが多かった。多分これだと3、4000円だったんじゃないかと思う。黒い方が第1集で、こちらの方に有名な曲が多く収録されている。届いてすぐどの曲だったか忘れたけどCDを1枚聴いてみた。

驚いた。今まで聴いていたどのCDよりも私にぴったりくる。それはどのCDを聴いても同じだった。外れなんてなかった。

前述のように「演奏を聴いて解釈する」などという力は私にはない。だからどう言っていいかわからないんだけど、とにかくこのボックスに収録されている音楽はどれを再生しても非常に心地よい(先日も展覧会の絵を聴き終わった後に拍手してしまった)。そんな風にひどく気に入ってしまったので、無理してでもボックス2も買ったと覚えている。

いっぺんに買わなかったのは2の方には私が知ってるタイトルの曲があまり入っていなかったから。それでもこの女王陛下のオーケストラのCDを手元に置いておきたかった。それぐらい私には心にぴったりする演奏なのだ。

さて、このブログを見てくれている人も数人はいるので、もしその中にクラシックのわかる人がいたら私のこの感想はどう思われるんだろう思ってしまう。「なるほど」なのか「とんちんかん」なのかw。

解釈はできないくても、自分が心地よく感じられる音楽は私にとっての最高級品だ。もしよかったら皆さんも聴いててみてください。

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