【アニメ】機械仕掛けのマリー

 

大財閥の跡継ぎアーサーは色々な人たちから狙われている。度々異母兄弟に命を狙われることもあって、極度の人間嫌いで人間不信になっている。何よりも「嘘をつく人間が嫌い」なため、側近のロイは機械のメイドに世話をさせようと考えた。実はこのメイドのマリーは機械ではなくて元天才格闘家。全く表情変えることがないため見た感じでは機械のようにも感じる。アーサーは「嘘をつく人間が嫌い」なため、嘘をついて機械のふりをしているマリーが実は人間だとバレた場合即処刑の危機がある。アーサーは無機物には超絶優しくマリーを溺愛する。「恋人モード」「看病モード」などを使い分けながらロボットメイドを務めているうちに少しずつ恋心を育み始めたマリーだが、人間とばれて別れるのを恐れ、アーサーもマリーが人間と気づき始めるがマリーとは離れたくなくて・・・。

1話を見て強く惹かれた。だがこれから面白くなるか、ただのラブコメなのか、その辺はよくわからなかった。今4話まで見て、とても大切なアニメに思えている。

最初にこのアニメに惹かれたのは声だった。私はアニメをたくさん見ているけど声優のことはほとんど知らず。名前も花澤香菜さんぐらいしか覚えていない。このアニメなんだけど、マリーの声も雰囲気も喋り方も「ダンジョンの中の人」を彷彿とさせ、そこに惹かれた。ググると志摩リンやスローループの虹の声の人なんだとわかって、なるほどって思っている。正直言って声だけでこれだけ惹かれるアニメがあるとは思わなかった。アニメよりは声に恋している感じで、恋人からかかってくる電話の声を聞きたくなるようにこのアニメの声が聞きたいというのが第1話の印象だった。

設定は「いくら何でもありえんでしょう!!」

「命を狙われる」はあっても、「人間が機械のメイドとして働く」はいくら何でも無理ありすぎ。そうであっても、お互いを思いやる気持ち、惹かれる気持ち、マリーを機械と思っているからこそ見せられるアーサーの弱さ、機械だからホッと出来る気持ち・・。それが切なくも応援したくなる感情に繋がる。アーサーが「一つ頼みがある」と言って、マリーに膝枕をお願いするシーンは少しクスッとするとともに少し胸が痛んだ。「固い、やはり機械だ」と言うアーサーの言葉に、マリーが心の中で「筋肉です」とつぶやくところが最高に素晴らしかった。

アニメに何を求めるかは人それぞれだろう。作画もこれ以上のアニメはたくさんあると思う。設定がリーズナブルなものもあるだろう。しかし私はこのふたりの相手を思う気持ちやお互いを大切にするところ、愛情を育んでいく姿がとても愛おしい。今季のアニメの中でも次回が待ち遠しくてしかたのない作品である。アマゾンプライムでも見られるので良かったらどうぞ。

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